子育てママにも人気な職業 セラピスト。
私がサロンを起業したのは2010年4月で、27歳になる時でした。
当時はまだこの業界も狭く、求人も今のように多くない時代でした。
その当時のエステ業、セラピスト業の中では
結婚をする時
妊娠した時
は転職を考える、というのが一般的だったと思います。
まず土日は休めないし、夜が多忙な職業なので時短勤務なんてとてもしづらい。
一応会社に備わっていたとしても、女性社会だからこそ難しい部分も正直あったのでは?と思います。
一方この10年ほどで、
大きな規模のサロンは少なくなり、
その代わり個人サロンの数は何十倍も増えており、
マッサージやエステに行くという行為も、以前に比べると世の中の女性にも随分馴染みが出てきたのでは?と感じます。
セラピスト業は、店舗という形はあっても
人対人です。
人の手によって生み出されるものです。
お客様の疲れを取りたい
お客様の癒しになりたい
自分の施術でもっと元気になったり美しくなってほしい
そんな想いが源で実現します。
それがセラピストの原点かな?と思っています。
現代では、旦那さんのお給料だけでは金銭的にも苦しい家庭も増えてきています。
共働きが当たり前の時代。
でも、幼少期から小学校低学年くらいまでは親の手もかかるし、
がっつりフル勤務で働こうと思うと、
子供は延長保育や学童保育、遅くに帰宅して家のこともバタバタ。
休む暇もなく疲弊する毎日。
かたや
子供の時間を優先して時短勤務をしようとすると、
福岡だとパート時給1300円がいいところ。
9時から17時くらいの時間を週に平日3.4日くらいの勤務。
そうなると扶養内で働くか…
いや、もっとしっかり勤務するか?
悩みどころです。
それに加えて
子供の呼び出しや行事で職場への気遣いもあったり、土日は家族サービスデイになるので、
ゆっくり過ごせないことも多々。
本当に
世の中のお母さんは頑張ってるし、本当に強いなと思います。
色々と優先順位がある中で、
セラピストを続けることを諦めた話やチャレンジを試みたけどうまくいかなかった…という
話を聞くことがあります。
セラピストの仕事はまさに手に職です。
もちろん簡単ではないですが、
・人と接する仕事が好き
・人間模様に触れることが心地よい
・マッサージすること、人に触れることが好き
・向上心がある
・仕事にやりがいを求める
・社会貢献したい
・自己肯定感を上げたい
上記に全て当てはまる方は、とっても向いていると思います(^^)
まずは好きじゃないと始まらないし、続かない仕事ですので。ここは価値観ですね(^^)
習得するまでは修行時間がもちろん必要ですが、
あとは丁寧にコツコツと想いを持って
お客様一人一人に向き合っていれば道は必ず開けます。
また、セラピストの仕事は自分次第の働き方になります。自分の理想な形に、近づけていくように設定します。
例えば、
また小さなお子さんがいらっしゃり、
子供の時間と自分の時間を優先されない時は、
1日1名サロンから、始めても良いかと思います。
低くても10分1000円以上が相場となりますので、
60分6000円〜120分12000円、高レベルな施術を提供されるなら福岡でも90分18,000円ほどをベースにしているところもあります。
こちらも金額にどう価値をつけるか、もちろん土台づくりが大切ですが、
レンタルサロンやワンルームの賃貸を借りたとしても、時給1300円は遥かに超えます。
長期旅行のために、その前にたっぷり働いておく…とか、時間の使い方も自分次第。
いざという時に、
旦那さんや家族に子供を頼めないという方は、今は病児保育もたくさんあるので検討しておくと安心かと思います。
お客様との信頼関係ができていれば、相談させて頂き日程変更をお願いして何とか乗り越えることもできます。(ここはサロンの在り方次第)
ここまでお話ししてますが、
もちろんデメリットもあります。
一番のデメリットは、自分が体調を崩したり怪我をしたら仕事ができず収入が途切れる
ということです。
また、すべての事を自分でやらなければなりません。
独立と聞くと素敵なイメージですが、たくさんのタスクを熟さなければなりません。
1人でサロンを営むことは、
メリットもたくさんありますがデメリットもあります。
一番はご自身の在り方の理想をしっかり考えて働き方を決めることをお勧めします。
私自身、サロンを起業してから15年
その間に結婚・出産も経験し、10年以上共に働くスタッフもママ世代が増えてきた今、
スタッフ全員が、出産しても楽しく心地よく続けることのできるサロンづくり
をテーマにしています。
少しでも多く家族の時間自分の時間をとれる
充実したプライベートの時間の確保。
そして、その中でもみんなの生活レベルを上げていくことも目標にしています。
そこには、
お客様へのサービスの向上はもちろん、お客様にとって、より良くなることが大前提。
個人サロンのいいところ
店舗のいいところ
3年前に自分のプライベートサロンをオープンして、しひしひと感じ、とてもいい勉強になりました。
この経験も活かしながら、
固定観念に囚われたセラピスト業ではなく
自分達らしい大好きなお客様に囲まれたサロン作り
沢山の女性へ美と健康のお手伝いができるように、
これからまた歩んでみたいと思っています。
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