1月の養生法
暖冬とは言え、身体は冷えていませんか?
東洋医学では、冬は「腎(腎臓、膀胱、生殖器など)」が衰えると考えます。
腎の弱り(東洋医学的)は次のような症状が現れます。
・手足の冷え
・神経痛(下肢)
・腰痛
・肩こり(両肩、首筋のこり)
・膝痛
・かすみ目
・うつ
・白髪
・子宮関係の病気
・性的不能
・膀胱炎
・手足が冷たいのに顔がほてる
・手足のむくみ
・めまい
・疲れやすい
・耳鳴り、難聴
・水虫
・リンパの腫れ
・ぼんやりとした不安、おどおどする
・全身倦怠で根気ない
・眼の下にくま
腎は非常に寒さが苦手な臓器です。この時期、毎日冷たいものを口にしたり、シャワー生活をしたり、首、足首、腰やお尻まわりを冷やす、生足で過ごすなど〝冷やす〞生活をしていると、一気に老化が加速します!
また、身体が冷えると、神経の働きによって、血管が収縮し、血流が悪化します。 それに加え、冬は低い気温のため、汗として水分が出る量が減少します。 その分、尿として出さなければならないですから、腎に更なる負担がかかります。
腎は、生命活動を行うための基礎的なエネルギーである「精」を貯蔵する臓器です。腎が衰えると免疫力が低下しやすくなってしまう為、風邪を引きやすい、体調を崩してしまう等の原因にもなります。
冬の養生法
①冬に働きを落としがちな「腎」を補う食材としてはまず「黒い食材」
黒い食材の黒ごま、黒糖、黒豆、黒米、海藻類、黒きくらげ黒ごまや、海産物の牡蠣やえび、うなぎ、はまち、かつお、山芋、豚肉、くるみ、栗、ぎんなん、カシューナッツ、ブロッコリーなどの食材に、体を温める作用の強い生姜、人参、にんにく、にら、ねぎ、かぼちゃなどを合わせるとさらに効果的です。
②とにかく外部や内部への「冷え」の侵入を防ぐこと。
腎はとにかく寒さが苦手。腎を守るには、温め冷やさないが大切です。特に足腰は冷やさないようにしましょう。
腰には「命門(めいもん)」や「腎兪(じんゆ)」という冷えに有効なツボがあります。背骨から指2本分外側に「腎兪(じんゆ)」というツボがあり、その下に腎臓があります。ここにホッカイロを貼っておくと温まり腎の気が高まります。ハラマキをするのも良いですね(*^_^*)
しっかり湯船に浸かって体を温めたり、冷たい飲食物を避けたり、適度な運動をしたりするのも効果的です(あとで冷えないように汗はしっかりとふきとること)。腎を支えている足腰の筋力を鍛え、血行をよくするからです。
③寒くなっても適度に水分補給し、トイレは我慢をしないこと
④おすすめのツボ
湧泉・・・肉体的な消耗を回復する場合に用います。免疫力・老化 (部位→人の字の真ん中)
太谿・・・腎経の気を活性し、腎経全体の働きを良くします。慢性腎臓疾患、婦人科疾患、免疫力低下 (部位→内踝アキレス腱との間の陥凹部)
足首が硬い方は、足先だけでなく、足首を回したりもんだりして柔らかくし、血流を促しましょう♪
⑤夏より30分~1時間長く寝る
本能的な体のリズムにより、日の短い冬は夏よりも睡眠時間が長くなります。早寝早起きを心がけて30分~1時間程度長く寝るようにしましょう。寒さから身を守ると共に疲れを翌日に持ち越さないことも養生の一つです。足首が硬いと足先に血液がスムーズに流れず血行が悪くなって冷えを招きます。
トレボでは最近入荷したこちらの商品も腎を温めるためにお勧めです♪
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締めつけないので、心地よく、自分の熱を利用して温めてくれます。
冬に腎気を消耗すると、春には気力、体力が衰えて弱くなると考えられています。今からしっかり腎を温め養生しましょう!